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『MOON BOW~月蝕の絆~』
4月13日。久保田あやこさん出演の舞台teamキチキチ旗揚げ公演『MOON BOW~月蝕の絆~』@池袋・東京芸術劇場小ホール2を観に行きました。

新宿のヤクザの話。対立する二つの組の片方に、長いツトメをおえて、いわゆるNo2が帰ってくる。復帰祝いは、組の息のかかったバー。久しぶりにあの歌を歌ってくれ。との声に、マイク片手に歌いだすNo2。まあまあ、それはいいでしょう。
場面変わって、どこともしれぬ漁師街。場末の酒場のおかみさん。買い物帰りの夕暮れ小道、おもむろにマイクを取り出し歌いだす。あちゃ~。やっぱりそういうことですか。
このNo2、結構歌いました。5,6曲ですかね。ほかの方々もみなさん、何かしら歌ったのではなかったでしょうか。なかでもこのNo2の方の歌は、観客にも、いよっ!まってました!!感があったので、そういう人なのでしょう。
ってことで、歌謡ショーとは言わないまでも、歌にちからの入った感じの芝居です。

お話は、No2がいないことで、アンバランスながらも片方の組が我慢することでバランスがとれていた?新宿の街。しかし、ひとりの男の帰還により、微妙な釣り合いが崩れ始める。相手方の組は、関西の動向を気にしつつ、所轄の刑事とツルんで拮抗相手をつぶしにかかる。
その抗争は、組長襲撃で火蓋を切り、組長の死亡で急展開をみせる。と思いきや、組長を殺られたことでも動かなかった男が、昔の女を殺されたかなんかで、ようやく相手方に乗り込んでいく。で、泣く泣く組を分かっていた弟分とも共同戦線をはり、その途中で、不正を働いていた刑事なども一蓮托生、悪事が明るみに出たりしつつ、相手の組を壊滅状態にして、なんやかんやで終了。そうそう、MOON BOWとは、いいもんの刑事の生き別れた兄がこのNo2の男で、昔話した、月にかかる虹の話でそれと分かるって寸法だったでしょうか。

展開上納得いかなかったのは、やはり、組長を殺られても動かなかった男が女を殺されて云々。のところ。
他には、組長が、相手の組の鉄砲玉に襲撃された時に、組長は逃げようとせず他の組員をかばって盾になろうとしたこと。あげくの果てに死んでしまった。。
悪玉刑事が、情報を流していた組の人間とカラオケに行き、二人で歌ったあずさ2号が、まったくハモリなしだったこと。歌を聞かせるんだったらここを外したらダメでしょ。と、かなりガッカリしましたとさ。

and Peace!
by hajimechan74 | 2007-05-30 16:49 | 舞台映画鑑賞
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