『青い雪、カナヅチで叩いたら割れてしまった夜空』
アロッタファジャイナ番外公演『クリスマス、冬の演劇祭』@渋谷ギャラリールデコ。
一日6組による6公演という、大変精力的な、演じる方も観る方もなかなかにナカナカな公演の中のひとつ、野木組公演『青い雪、カナヅチで叩いたら割れてしまった夜空』。

前回8月末の番外公演の『月落トのみなも』に続き、すでにして作・演出務めるところの野木太郎ワールドなるものを構築しつつあるように見受けられました。そこにはもちろん、アロッタファジャイナ主宰の影が色濃く残ってはいるようですが。

前回、セリフにあまりに詩的表現が多く、すっと理解しづらい(自分の力量不足は棚に上げます)ところがあったのが残念でした野木組。今回は、普通の言葉(と書くとものすごい語弊がありますが)を紡ぐことによって、芝居全体を詩的な”野木ワールド”として描き出すことに成功していたように思います。

そこには役者陣、特に、主役ミソラを演じた滝野裕美さん、名無し役(劇中ではみゆきと呼ばれてましたね)福島千紘さんの存在が大きいようでした。
あまりの人形(だけど実は人間)っぷりに、コンタクトレンズが途中で外れてしまい、ええい!要らないよこんなもの!と何かを吹っ切っちゃいました(笑)という滝野さんや、わーあのヒトすごいおもっちゃっぽい動き方歩き方すんねんなぁと思っていたら次の日の入り時間に松葉杖ついてきはってびっくりしたわ!とある観客が思わず腰を浮かした。という福島さんがあればこそ?ですね。

観劇後に、このヒトとこのヒトはこういう関係で、これとこれとは別人で。。なんて謎解きをせずにはいられないところもカノヒトを踏襲しているように思われるのですが、それが狙いなのかどうなのか、聞いてみたいところではあります。


and Peace!
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by hajimechan74 | 2007-12-19 10:59 | 舞台映画鑑賞
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